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過去最大赤字、前年比過去最大の減益、大量の人員削減、多くの倒産と連日暗いニュースが続いている。経済は生き物で浮き沈みが多い。
人間が作り出した幻想から、発生しているのだから当然の事だ。
小生も20代で夢を掲げ、日本経済に戦いを挑み、頂に己の旗をひるがえした時がある。しかし、山頂の時あり、転げ落ちる時あり、変化の無い時は無かった。
小生の仲間も同じ。バブル崩壊を生き残った仲間の中でも、今、事業が破綻し再度、人生の挫折を味わっている者もいる。
振り返れば
”自ら命を絶った者”
”夢半ばにこの地を去った者”
数えれば枚挙にいとまが無い。
「失敗する事」は誰でもある。人生で大事な事は「失敗した時どうするか」なのではないかと感じている。失敗なき経営とは「失敗する事を認め、立ち上がる経営」なのだとも思う。
資本主義社会で夢見れば、それは人生をかけた戦いだ。
だが、しかし、「金」とは人間が作り出した幻想に過ぎない。
そのようなものの為に、生命を軽はずみに扱ってはいけない。
命あってこそ、美しさを優しさを感じる事ができる。
これこそが素晴らしいことではないか?
経営者の諸君、苦しくとも夢を信じて歩き続けて欲しい。
苦しみと不安から逃げたら、そこで全てが終わる。乗り越えよう。
深く深く信じて行こう。
杜甫
「羞じを包み、恥を忍ぶこそ、是れ男児」